学生フォーミュラ

学生フォーミュラ【Formula SAE JAPAN】とは

こんにちは、たんめんです。

学生フォーミュラというものをご存知ですか。

ご存じないと思います。世間一般から見れば非常に稀有で、また認知されておらず、説明したところで理解もされ難いものです。

ロボコンとか鳥人間コンテストは知名度あるのにね……。

負け劣らずなことをやってるんだぜ。

まずは動画見て↓↓↓

正直このプロモーションビデオ見るだけで目の奥が熱くなります。それだけ厳しくやりがいのあるものです。

かみ砕いて、大会参戦側からの視点も交えて説明していきますので、是非最後まで読んでみてください。そしてこの活動を知ってもらえると嬉しいです。

ちょこちょこ専門用語が出てきますが、この記事で伝えたい本質にはあまり関係が無いので適当に流してください。

学生フォーミュラとは

以下wikiからの抜粋です。

第10回大会 集合写真
 

全日本学生フォーミュラ大会(ぜんにほんがくせいフォーミュラたいかい、Student Formula SAE Competition of Japan)は、2003年に発足した、社団法人自動車技術会の主催による、学生の自作によるフォーミュラースタイルのレーシングカーの競技会。

(このwiki目を通しましたが、情報が古いです)

自技会【ジギカイ】と呼ばれる、正式名称『社団法人自動車技術会』というのがあります。

車関係の人は所属しています。僕も所属しています(学生フォーミュラ活動をしているので)。

その自技会が主催して行われているのが、『全日本学生フォーミュラ大会』です。

モノづくりの楽しさを~うんたらかんたら、、という感じで説明されがちですが、

要は、実際に学生だけでレーシングカー作らせて、実戦経験のあるエンジニアを、即戦力となるエンジニアを、育て上げる。日本の自動車界を引っ張っていく人材をつくるぞ。

ということ。

そしてこの大会自体が、その方針で開催されている。ということは、それだけ厳しい。ということです。(世間一般が考える学生のごっこ遊びとはちょっと違うよ、ってことです)

世界共通

世界共通で行われる大会なので、レギュレーション【規則】は英語です。

というのも、学生フォーミュラの発祥は1981年のアメリカ。Formula SAEというものです。

フォーミュラSAE (Formula SAE) は、F-SAEやFSAEとも略され、SAE学生メンバーを対象とした競技である。フレーム部とエンジンに制限が設けられた小型フォーミュラカーを、考案、設計、組立し、競技する一連の技術を競うもので、一年ほどの期間をかけチーム編成でおこなわれる。全世界の大学から100以上の参加があり、若いエンジニアにとって、プロジェクトとしての経験、チームとしての経験が積める貴重なものとなっている。米国以外でもSAEの所在地において開催されている。

Wikipedia SAE International より抜粋

なので、『全日本学生フォーミュラ大会』の英訳は『Student Formula SAE Competition of Japan』と正式に決まっています。

有名なF-1【Formula 1】と同じ系列の、F-SAE【Formula SAE】というクラスのれっきとしたモータースポーツです。

細かい話をすると、先ほど話したように日本大会の主催は『社団法人自動車技術会(JSAE)』です。ですので、世界各国で開催されているFormula SAEとちょっと違い、Student Formula JAPAN、Formula JSAEなどと呼ばれます。

日本大会にSAE Internationalは直接関与していません。
しかし、協力関係に合意しており、その中で『全日本学生フォーミュラ大会』の英語名称を『Student Formula SAE Competition of Japan』とする、となっています。

主催者が違うだけで、基本ルールもFormula SAEと同様。公式のロゴでもFormula SAE JAPANとなっていることから、ここでは同一大会であるとみなしています。

全日本学生フォーミュラ大会の公式ロゴ

もうちょっと具体的に

先ほど述べたように、この『学生フォーミュラ』には、実戦経験を積み、即戦力となるエンジニアを育成するという目的がありますから、ある車をちょちょっと改造してレースに出られても困るわけです。

ですから、フレームから設計、製作をすることになります。

弊チームのではないですが、ネットで『学生フォーミュラ フレーム』と検索して出てきたものを↓

こうやってフレームから設計し、パイプを曲げ、自分たちで溶接もします。

一概に設計するといっても容易ではなく、レギュレーション【規則】もありますし、3Dで設計してそれを2Dの図面に起こす必要があります。製作するときに必要な冶具【ジグ】というものも含めて設計しないと製作できません。フレームは立体であり、なおかつ溶接ひずみなどが起こるためです。

設計段階でさまざまな解析をかけて、十分な剛性があるか、等々細かく検討していく必要があります。

そして、その設計したフレームが大会レギュレーション【規則】に沿っている、という証明を書類でしなければなりません。(SESといいます。)

中にはカーボンモノコックでフレームを作ってくるチームもあります。大会側に提出しなければならない証明書類はもっと増えます。設計技術も製作技術も必要です。

このように各パーツが設計していきます。

サスペンションやステアリング、エアロデバイス、燃料タンクや冷却水路、電装、ラジエータ。吸気排気……(細かく列挙し始めると膨大になってしまうのでこのへんで)などなど。

エンジンは基本的にYAMAHA HONDA SUZUKI などがスポンサーとなり、提供してもらえます。

しかし、そのエンジンを自分たちのマシンに合わせて改造します。
エンジンのオイルパン【エンジン下にあるエンジンオイル受け】を作り替えたり、すべてバラして不要なギアを抜き取ったり、カムを作り替えたり、カムが作動するタイミングを変えたり。

そして、そのエンジンを制御するのは自分たちです。

燃料を噴くタイミング、量。点火時期。など、一筋縄ではいきません。基盤もプリントして作ったり。もちろん配線も一からします。

学生フォーミュラの吸気系は異様です。異様なので制御にも企業前例などがあまりなく、自分たちで燃調マッピング等する必要があります。

マシンの走行データも自分たちで取ります。マシンの運転も自分たちでやります。

つまりドライバーの運転技術も必要です。身につけなければなりません。(僕もドライバーなので練習しないと……)

審査内容

実戦経験をもち即戦力となるエンジニアを育成する。のが目的なわけですから、当然マシンのかっこよさとか速さだけで評価されるわけではありません。

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