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台風19号が美しいという話

今回直撃するとされる台風19号の大きさが話題だ。

確かに大きい。

今にも日本を飲み込まんとする大きさである。

そして美しい。

非常にダイナミックだ。躍動感に溢れている。空気がごっそり大移動している。

地球の、そして宇宙の広大さを感じさせる。

渦。

我々ちっぽけな人間様からすれば大いなる脅威だが(本当に脅威なのでくれぐれもご安全に!!)、地球から見ればちょっとした渦に過ぎない。

木星の渦。

木星の大赤斑なんか、地球2個はすっぽり入っちゃう。ジェット気流が吹き荒れているのにこの大きさ。スケールが違う。(急激に縮小してて21世紀中ごろには消滅しちゃうんじゃないか、って言われているけど。)

シャボン玉の渦

https://www.creativereview.co.uk/planet-tozer/

シャボン玉の表面を見ると、洗剤がクルクルっと渦巻いているのが見える。

蚤から見れば強大な力を持った渦だろう。僕たち人間様には指先でつついて割れるのにね。

どの視点で見るかによって見え方がまったく異なったものになる。

僕たちは人間という生物で、社会があって、地位があって、いつも何かに縛られてる。(少なくとも僕はね。)

その人間は何億といて、人間様が住んでいる地球は広大。死ぬまでに探索しきることができない、悔しいけど。

でもそのでっかい地球も太陽系を構成する惑星のひとつで、地球がすっぽり収まっちゃうジェット気流の渦を持った木星がいて、その木星の10倍の大きさの太陽がある。そんなでっかいでっかい太陽の直系の1500倍以上ある恒星が発見されているし、恒星は銀河の中のちっぽけな一つの星。

「だから何だよ」って飛んできそうだけども、別に何でもない、ただそれだけのこと。

 

そういうことに思いを馳せるといろいろと吹っ切れてチャレンジできる気がするよね。とはいえ目の前のちっぽけな悩みに振り回されながら生きていくんだろうけど、これまでのように。

 

何の話だっけ?

そうだ、台風が美しく見えたって話だった。

僕には台風が美しく見えたし、同時に木星の大赤斑とシャボン玉の渦が頭に浮かんだ。

蚤には僕らがどう映っているだろう。

人間様のスケールからしたらシャボン玉の表面は表“面”(2次元)だけど、蚤から見たら溺れる(高さ方向がある)液体で3次元となるよな。人間様から見りゃ糸はただの線(1次元)だけど蚤はその上を歩けるから2次元になるかな。小さく小さくミクロで見ていけば次元は上がるしマクロで見れば次元は下がるのでは、などと。

 

台風19号を見てそんなことを考えていたら朝になった。

最後に。

台風を美しいと思うなんざ、なんて不謹慎な野郎だ。と野次が今にも聞こえそうである。

でもそれは、「この包丁は美しい…」と眺めている人間に対して「包丁で刺し殺された人間もいるんやぞ、不謹慎な」と言っているようなものだろう?